ダイエットを始めて食事の量を”頑張って”減らしても突如とした食欲に負けて過食をしてしまう。こんな経験あると思ます。今回はこの現象について進化論と脳科学からひも解きます。最後まで読むとダイエットが失敗する理由、過食について、どうすれば食欲が落ち着くかが分かります。

人間と食事の関係 ~進化論と脳科学から~

食べ物の摂取は、生存に不可欠な行動です。進化の過程で脳は食べ物を接収することに対して強い快感を感じるようになりました。特に高エネルギーの食べ物(脂肪や糖を多く含む食物)はエネルギーの効率的な供給源であったため、報酬系(ドーパミン)が強く反応するようになりました。人類がまだ狩猟採集生活をしていた時代、食べ物は安定して手に入る物ではなく、食物を確保できることは生存に直結していました。したがって、食べ物の摂取に強い報酬が結びつくことで、人間はエネルギーの豊富な食物を積極的に探し求めるようになり、それが生存に有利に働きました。

このように現在に至るまでの先祖のバックボーンがあります。

食欲を落ち着かすアクションプラン

1.不安を減らす

先祖は生存戦略として食事と報酬系を強く結びつけました。即ち、食欲が止まらないということは不安に対して生存本能が働いているとも考えられます。そのため不安を解消することで食欲が落ち着くということはよく聞く話です。

2.報酬系回路最適化する

報酬系は強化され、依存します。食によって報酬系が働くとまた食によって報酬系を働かせたくなります。この報酬系の働かせ方を食ではなく別のものにする、もしくは報酬系の刺激を減らすことです。運動、スポーツ、趣味をつくることによって報酬系が食以外で作用し満足感を得ることができます。

3.食事内容を見直す

高カロリーの食べ物は報酬系がより反応します。報酬系が反応することで快楽や気持ちよくなります。そのため刺激を求めどんどんカロリーの高い物を欲します。依存傾向に陥るため抜け出すことは難しいです。1.2を合わせながらなるべくカロリーの低いものを選んでください。和食がお勧めです。

食によるメンタルの不調

鬱、自律神経失調症に陥る可能性があります。

そもそも不安が過食に繋がっていることで心に問題があります。

そして、過食を繰り返すことで太った自分の姿を拒否します。(自己効力感の低下)

過食を辞めたいのに繰り返してしまう自分を責める。(失敗の反復)

今まで食以外でも満足感を得ることができていたものに満足感を感じなくなる。(ドーパミンの感受性の低下)

本来は食を獲得するために頑張る(アドレナリン)→食を獲得(ドーパミン)のはずが、すぐに食にありつける現代では交感神経を活性化させるアドレナリンの放出が少ないままドーパミンを放出するため自律神経の作用が狂う。(自律神経失調症)

高エネルギーの食事により急激な血糖値の乱高下が起こることで自律神経が支配している内臓、内分泌系を過剰に働かせることにより自律神経の作用が狂う(自律神経失調症)

私たちのカラダをつくる食は心をもつくっていることが分かります。

最後に

まずは自分自身の認知を再構築することです。

自分が何に不安を感じているか。本当のストレスは何か。

次に認めること、拒絶しないこと

私は○○が理由で過食をしている。食に逃げてしまうこともある。

落ち着いたら徐々に人に打ち明ける、運動を始めるといったことを始めましょう。

本気で向き合えば未来はより良くなります。

アキタロウ